お帰りなさい!!
2016.05.25
先日、土曜日にお弟子さんのTさんが、退院後初めてお稽古場に(*^^)vを出してくれた。
彼女は今年初めに病気で突然倒れ、そのまま入院、5か月近い闘病生活を送った。
知らせをくれたのは本人からだったが、本当にビックリ!!
保土ヶ谷の稽古場の中では、みんなから慕われるお姉さん的存在。
私も頼りにしているから・・・・みんなで心配していた。
今回退院後は、麻痺した足を自分でリハビリをするという。
介添えで同行した姪っ子さんが言うには
「倒れて駆け付けた時、開口一番に 踊りが踊れなくなっちゃった~~って、号泣したんですよ」と。
彼女は以前にも実は ”最悪を予想された大病” に倒れ、その時も、「絶対また踊るんだ!!!」と、復活を遂げているのだ。
病気にならない方が良いには決まっているけれど、それでも、彼女のこの不屈の精神には感動する。
それも「踊りたい、絶対踊りたい!!」という踊りが支えになっているという事も重なって、どうしても涙が出てしまう。
年齢からいったら随分と若輩の私でも、先生としてキチンと立ててくれるけれど、私にとっては、すっごい生き方の手本である。
この人の前では、泣き言なんて言っちゃいけない、とさえ思う。前向きな生き方を教えてもらう。
明日から、稽古を再開すると張り切っているTさん。
「踊りでリハビリをしますから、先生また宜しくお願いしますよ!!」と、泣き笑いの顔で言った彼女に
わたしの出来ることって、何だろう・・・・と、ある責任と覚悟を感じるのである。