素敵な空間・・・。

今日はうちの稽古日だった。

私が稽古場の玄関に入ると　すでに　2人来ていて　楽しそうな笑い声が　控室から聞こえてきた。

「へ〜〜え、００ちゃんって　あんなにしゃべるんだなぁ〜」

その子は去年入門した子だが　まだ緊張しているのか　私の印象は　”おとなしい”感じなのだ。

稽古中も　あまり声を出さない　その００ちゃんが　しきりに姉弟子さんに　話をしている。

稽古場は　今でこそ大人が多いが、全盛期には　子どもが　わんさか居て　大人もワンサカ居て・・・。

その中で　子どもたちは　お行儀や礼儀を　自然に学んでいった・・・。

一つの社会であって　親からの目線とは違った見守り方で　子ども達を　育てていく・・・。

幸い　うちの姉弟子のお姉さま？(^^ゞ　方も　好い意味で　叱ってくれる。

親や学校の先生以外に叱られることなんて　もしかしたら　最初はビックリしてしまうかもしれない。

でも　心のこもった叱責の言葉を　素直に受け止められるのも　子どもならではの特技だろう。

その素直さがなければ　芸事も　身には着かないし・・・。

今日は　思いがけない　お弟子さんの明るい声で　充分に　充実した一日になった・・・。

稽古場というのは　先生から弟子へ、という一方的なやり取りではなくて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　相互に照らし合う　「素敵な空間」であることを　改めて感じてしまった。