学生達との怒涛の50日

2020.11.23

今年も大学の2年生の発表公演がありました。今年は「アマビエ」。コロナで前期の授業がリモートだった中での話し合いの結果、「今だからこそ、今らしい作品を」ということでの彼女達の選択です。

音楽選び、振付も何から何まで初めての経験のこの授業発表は、毎年大変なのですが、今年は何といってもリモートや、制約が沢山あって、学生も教師も双方が大変でした。

9月末から、やっと対面の授業が出来るようになってからの振付作業は毎週1景ずつ完成させなければならず、それなのに、まだ音が決まっていないとか、作り直しとか、諸々あって・・・・。それでも何とか11月始めに、全7景の作品(50分)が完成。それから、2週間は毎日、踊り方など所謂身体を作る稽古です。学生達は他の授業もこなしながらですから、本当に大変なスケジュールだったと思います。きっと何がなんだか分からない内にお尻を叩かれ、気が付いたら終わった・・・・、という感じかもしれません。

私は、今年は仕事が少なくて余裕?があったので、週2回程通って、稽古をしましたが、生徒のなかなかテンションが上がらない様子に、ハラハラ・・・。どうしたもんか?と悩んでみても・・・。専任の先生に言わせると、これは最近の学生の特徴らしく、意外とクールなんだとか。でも表面的よりは意外と熱いんだとも。良くわからん・・・・・( ;∀;)

1週間前になって、出演者の一人がめまいを発症して、急遽、振りの構成を変えたり、黒子を出してサポートしたりとか…何とか対処し、結果的には無事に終わったのですが、その時でも、割と冷静?な反応で・・・・。
昔の学生だったら、なんかもっと・・・・と思ってしまうのは、こちらが年取った証拠でしょうか???。

ともあれ、今回は装置もしっかり作って、ぶっ返りの衣裳も学生の手作り、本当は沢山の人に見てもらいたかったですが、観客は学内限定。ほんとに残念でした。
怒涛のような50日間も終わってみれば、楽しい想い出。(特にこの頃はいい塩梅にすぐ忘れます・・・・)( *´艸`)