仰ぎ見る空。

2012.08.15

一週間で何回 空を見上げるだろう・・・・。

車を飛ばしながら 久しぶりに 仰ぎ見た気がして 爽快な気分になった。

そう云えば 一昨日あたり 師匠も 稽古場の窓から「もう秋の空ねえ・・」って 呟いていらしたっけ。

でも、師匠と居る時は なんせ緊張しているからねえ〜。

改めて 空を見る・・・・・ほんとだ! すっかり雲が 薄い雲になって 高〜く遠〜くなって来ている。

高速道路だと 前がスコーンと抜けているから 見ようと思えば360度 大パノラマだけど・・・

まだ 死にたくは無いので、120度位で 我慢 我慢 (^^ゞ

 

今日は 丁度夕焼けで 日の入りと共に 雲の下辺が オレンジ色に染まっていた。

「新曲浦島」の 舞台も夕暮れの海辺が舞台だから 空と海の違いはあっても こんな感じかな・・・・。

きっとこんな感じの雲も 見えているに違いない。

 

「新曲浦島」を踊るのは 4回目。

でも最初の舞台がコンクールだった事もあって なんか 構えて踊ってしまう。

今回改めて聞き直すと 本当に面白い曲だ、ただ海の変化に富んだ様子を表現しているだけなのに。

女や男の恋模様ああるわけでは無い。

なのに 実に 好い。又うちの振りが 本当に素敵だ!!

先代の大師匠のために 振付の名手 藤間まさや氏が 振りつけてくださったものだと聞いている。

曲調と振付が実に見事にマッチした作品だと思う。

 

作詞した坪内逍遥の孫の志功さんが 「この作品を逍遥が見たら きっと喜んだでしょう・・・」

と、言って感激してくれたのだ、という話も聞いている。

 

今回の舞台では 今までの経験に とらわれず 初心に帰って踊りたいものだ・・・・。