老け役に 開眼?!
2011.03.30
一昨日、「朴の会」が無事終わりました。
当日は バッチリ 東京の開花宣言と重なり、「さくらさく」と題した新作も バッチリ ファンタジックな舞台になりました。
演奏会の大切りでしたので、舞台稽古などもなく ほんとにぶっつけ!!本番でした。
久々に ちょっと緊張!!
でも、主役は 襲名の本人だと思えば 意外と 気楽に^。^
桜色の衣裳なんて、ふふふふふふっつ (^。^)
引き抜きまでしてもらって・・・うふっ・・・。
今回の作品は 桜のこころ という役名がついていたんですが、
作品は 大まかに3段構成・・・・・いわゆる 桜の一生を唄った作品なんです。
日本の春に さくらがない なんて考えられない!!・・・でしょ?!
といって、咲き誇っている満開のさくら
幾年も過ぎ・・・・とうとう花が、つかなくなった桜。
情けない、と打ちひしがれているさくらに 月の帝は優しく語りかける・・・。
生命に限りがあるのは この世の法則なのだ、と。
姿を変えて生き変わりなさい、と。
そして、桜は鼓の胴となって また この世に 生を得た。
最後は めでたや、めでたや、と祝い踊るんです。
問題は、花が咲かなくなった桜・・・まさに枯れ木になった桜を地唄風の曲調で踊るんですが
・・・・この部分の老け役を絶賛され・・・・・ちょっと複雑^。^:
去年の「新道成寺」のお婆役から なんか 実感こもっちゃって・・・^。^:::
藤間 恵都子 老け役に開眼か!?