改めて感じること

2008.03.17

セルリアン能楽堂の公演が無事終わりました。
今回の作品は四十代の遊女が‘老い‘を意識し始めながら、それでも遊女としての性を絶ち切れないジレンマをテーマにしていました。旅の僧の説教に、本心では賛同しながら、でも体が言うことを聞かない女の性・・・ほんの一時 旅僧に心乱される。
そんな 複雑なおんな心を扱った作品でしたので、いやあ〜難しかったです。
それと、菊紫郎先生にも何度も指摘されたのですが、「踊ってはいけない!」ことの難しさ・・・。
な んとも説明のし様がないのですが・・・兎角私は体が動いてしまうので、それを抑えて感情を伝える、これが最大の課題でした。自分ではかなり抑えたつもりな のに、ビデオチェックしてみると、やっぱり踊ってしまっている・・・。外側の動きではなく、内なる動き・・ってやっぱり、難しいですね〜。もちろん踊ると ころもあっていいのだけれど、何種類かの使い分けをしないと駄目なんですね、今更ですが・・いい勉強をさせてもらいました。
やっぱり、踊りって奥が深いね〜。