10/12(水) とどけ明日へ〜継承の轍〜日本舞踊公演「二つ巴」に藤間翔央が出演します

2022.08.15

こんにちは、藤間翔央です。この度、10月12日(水)に国立劇場小劇場にて開催される「とどけ明日へ〜継承の轍〜日本舞踊公演」に出演させていただきます!

公演自体は一部二部と分かれておりますが、私が出演するのは一部のラストの演目、長唄「二つ巴(ふたつどもえ)」です。二つ巴というのは紋の名前で、巴の渦を二つ組み合わせたものを指します。こんな感じのやつですね↓

この紋、実はあの有名な「忠臣蔵」に出てくる大石内蔵助の家紋。

そしてこの長唄「二つ巴」は、あの討ち入り直前の大石内蔵助が、茶屋で浮かれ過ごして周りの目をあざむく様子から、緊張感のある討ち入りと、いよいよ本懐をとげて引き上げるまでを描いています。

四世杵屋佐吉氏が大正六年(1917年)に発表したという「二つ巴」、まさに忠臣蔵の美味しいところがぎゅっと詰まった曲と言えますね!

今回は花柳輔太朗先生の振付で、西川申晶さん、花柳和あやきさん、花柳輔瑞佳さん、花柳智寿彦さん、花柳路太さん、藤間藤椛さん、水木扇升さん、若柳薫子さんと、実力派の先輩方に混ざって出演させていただきます。

先輩方に食いついていけるよう、気合を入れて臨まねば!!!😅
まずは筋トレ再開からかなぁ・・・笑

そして文化庁の文化芸術活動支援事業 ARTS for the future!2の助成を受けて開催される今回の公演は、他にも日本舞踊の未来を担う若手中堅の舞踊家たちが、古典舞踊の名作をはじめ、近現代の名曲に新振付をおこなった作品、若手の企画による創作作品など、バラエティ豊かな作品の数々を上演いたします。

(個人的には、音楽も衣装も振付も今回のために作ったという企画作品「オデット Ultimate Love  ~白鳥の湖より~ 」が気になっています!)

鑑賞の手引きとして日本舞踊の楽しみ方や見どころの解説もついており、日本舞踊にあまり馴染みのない方でもお楽しみいただけますので、ぜひぜひ見にいらしていただけると嬉しいです!^^

皆様のご来場をお待ちしております!


   

公演名:とどけ明日へ~継承の轍~日本舞踊公演

   
○日程:10月12日(水)(昼夜2回公演/第1部 14時開演   第2部 18時開演)

○会場:国立劇場小劇場

〇チケット料金 6,000円

    

≪第1部 14時開演≫

【1】企画作品「オデット Ultimate Love  ~白鳥の湖より~ 」

企画:西川扇左衛門、吾妻君彌、花柳ツル、藤蔭里燕、若柳杏子

(振付:花柳時寿京/音楽:和楽器アンサンブル 真秀)

 オデット:花柳ツル

 白鳥:吾妻あや子、西川沙生、花柳絵美舞也、藤蔭慧

【2】長唄「翫雀傾城」(担当:山村友五郎) 

 山村光

【3】清元「三社祭」(担当:若柳宗樹)

 悪玉:若柳吉優    善玉:花柳寿々彦

【4】長唄「二つ巴」(振付:花柳輔太朗)

西川申晶、花柳和あやき、花柳輔瑞佳、花柳智寿彦、花柳路太、藤間翔央、藤間藤椛、水木扇升、若柳薫子

   

≪第2部 18時開演≫

【1】企画作品「オデット Ultimate Love  ~白鳥の湖より~ 」

オデット:藤間蘭翔

 白鳥:第1部と同じ

【2】長唄「俄獅子」(振付:流祖 猿若清方/担当:猿若清三郎)

花柳寿紗保美、花柳楽彩、坂東はつ花、藤蔭静寿 

【3】義太夫「団子売」(振付:坂東三津之丞/担当:坂東勝友)

杵造:市山松扇 お臼:藤間清継

【4】長唄「壇の浦」(振付:藤間勘十郎)

泉秀樹、勝見嘉之、花ノ本寿、花柳寿美藏、花柳静久郎、花柳昌克、花柳昌鳳生、松風光陽

   

●ご案内:蘭乃はな(女優・元宝塚歌劇団トップ娘役)

●演奏:長唄/杵屋直吉(唄) 今藤長一郎(唄)・杵屋栄八郎(三味線)、 清元/清元清榮太夫(浄瑠璃)・清元菊輔(三味線) 、義太夫/竹本乾太夫(浄瑠璃)・豊沢勝二郎(三味線)、 「オデット」/和楽器アンサンブル 真秀、囃子/堅田新十郎  

主催・制作:公益社団法人日本舞踊協会

◎担当理事:吾妻徳穂、井上八千代、西川箕乃助、花柳基、山村友五郎
◎担当委員:若柳吉優亮、泉秀彩霞、藤蔭里燕、藤間眞白