一期一会

2011.04.28

今日は ちょっと ダークです。

実は 私をずーっと応援して下さっていた方が 急逝されたので。

その方はお弟子さんのご主人。

60代のご夫婦なんですが、夫婦といっても各自おうちがあって、自立されているんですが、毎回舞台は仲良く

ご一緒にお越しくださっていました。

当日は早々と会場に入り 楽屋にも(^-^)をだして下さるんですが、口下手で、ちょっと恥ずかしそうに

でもニコニコと 嬉しそう。

 

毎回舞台のあとは その感想をおしゃべりしながら 楽しく過ごすんだそうで、

「えっちゃん先生に 元気もらっているんだ」と 喜んでいると、稽古に来る度に 話してくれました。

 

昨日の稽古で奥さんの様子に何かひっかかって 今日電話をしてみたら、なんと「実は20日に・・・・・・・」

聞いてビックリ!!  あまりの突然のことに 本当にショックでした。

田舎で全てを済ませて いまだに周囲には何も知らせていないという。

なので私にも何も告げなかったらしいのですが、 私の方が涙声で話ながら 奥さんがあまりに淡々としているのも妙なものでした。

あまりの突然のことで きっと悲しみは 時間がたつに連れ増していくのかもしれない・・・。

 

2月の協会公演が最後になってしまったなぁ・・・。

不謹慎かもしれないけれど 震災で多くの方がなくなられた、という事実よりも

ズーンと 重く私の心に押し寄せてくる事実・・・。

何故か スースーと すき間風が 吹き通る感じだ。

 

「一期一会」

今日ほどこの言葉を 噛みしめた日は ないかもしれない・・・。

 

                     ・・・・・天国から えっちゃん先生!!と声 かけてくださいね・・・・。