ここにも確かな 伝承が!

2009.06.10

保土ヶ谷の稽古場には床の間があります。

この稽古場になって今年で約8年くらいになりますが、その床の間に今までずーっと お花を活けてくださっている方がいました。

稽古場のお隣に住んでいるお花とお茶の先生です。 義母と仲良しで そのツテで。

踊りも大好きで よく見にきてくれたんです。

其の方の御歳92歳!!    でも はつらつとした 勢いのある作品をみると、とてもとても92歳とは思えない

若さ!!!溢れるもの。話の内容も社会情勢なんて論じたりして・・・・。

稽古に来るお弟子さんも 毎回床の間の花を楽しみにしていました。

・・・・・・・・・・・・・・が、今年1月に その方が亡くなって・・・・・。

 

この数か月間 今までいた人がいない・・・・・そんな寂しさを 床の間が醸し出していました。

ところが、今月 また 床の間に華やかさが戻って来ました。

そのお孫さんが 活けてくれることになったんです!!

彼女は免許皆伝寸前まで おばあちゃまの薫陶を受けていたのです。

専門は指揮。音楽関係ですが、今うちの稽古場で 三味線の稽古をしていることもあり、とってもラッキーな成り行きと なりました。

 

今日の作品の写真です。

ここにも 人から人へ、確かな伝承 が成されていました。

 

床の間の花